腸内細菌激減、免疫力低下…
キレイ社会への大きな疑問 ――現代の「キレイ社会」は、人間の体にはどのような影響を与えているとお考えですか?
藤田: 日本人の場合、腸内細菌が顕著に減ってきています。人間が出す便の半分が腸内細菌の死骸ですから、当然ながら(日本人の)便の量も減りました。
現在の日本人の便の大きさは、戦時中に比べると半分です。戦時中の日本人の平均的な便の大きさは約400から500グラムもあり、世界最大級でした。当時のアメリカ人は約200グラムです。アメリカのスパイが、日本兵の隠れ場所を探索し、便の量を見て人数を多く読み間違えたというエピソードも残っていますよ(笑)。
日本人の腸内細菌が減った理由は、ペットと同じく防腐剤などがたっぷり入った食品を摂っているからです。添加物も同様ですね。医学部 受験 個別指導さらに腸内細菌を育てるためには、野菜や豆類、穀類といった“餌”を与えなければなりません。その意味では、日本の場合、戦後に食事が欧米化して、日本人の野菜、豆類、穀類の消費が減り、腸内細菌の種類・量ともに減ってしまっています。今ではアメリカやヨーロッパの人々の方が、多く野菜などを食べています。日本人は逆に腸内細菌をどんどん殺してしまっているのです。
水もそうです。日本全国の浄水場では様々な技術処理を施すことによってキレイな水をつくるようになりました。例えば、消毒するために塩素を使ったのがそうですね。その結果、日本で水道水を飲んでも、下痢をすることはなくなりました。
その代わり、実は体内に必要な菌までをも殺しているのです。そして、アレルギーが増えている……やはり、どこか間違っているのではないでしょうか。
――最近気になるのが、日本人の免疫力が低下したといわれることです。これは事実でしょうか?
藤田: そう思います。何でもない菌にかかる日本人が増えてきました。
例えば10年程前に、バリ島でエルトール型コレラを200人に及ぶ日本人が発症しました。実はこのコレラは非常に弱い菌で、本来ならばかかっても何でもないものなのです。当時、こんなに多くの発症者を出したのは日本人だけでした。医学部 受験 個別指導最近よく耳にするノロウイルスもそうです。昔から病原性はないものだったのに、いまの日本人は命まで落とす人が出てきています。
またアトピー性皮膚炎に関しては、現在は生まれた子供の40%以上がかかっています。これは母親の腸内細菌が弱っていることが原因の1つだと考えられるでしょう。
やはり、過剰な清潔志向、キレイ社会を突き進んだ結果、人間と共生する菌を排除し過ぎたツケがいま返ってきているように思いますね。
――このキレイ社会は、まだまだ続くのでしょうか?
藤田: 私は、世の人々は何となくキレイ社会の追求に疑問を抱いていると感じています。私はさらにそれを学問的な観点から、40年間、アピールし続けてきたわけです。
しかし、清潔志向を推し進める膨大なコマーシャリズム、言い換えれば様々な企業による市場原理の中では、その声はなかなか届きません。それでも諦めたくありませんから、今もコメディアンのように色々な“場”に登場して、情報を発信しているわけです(笑)。
そして日本人一人ひとりが意識して、「こんなに清潔過ぎる必要はない」と行動に移せば、健康にも、かつ無駄なエネルギーを使わないという意味で地球環境にも良い状態に持っていけると私は思っています。医学部 受験 個別指導1万年前の暮らしを意識することが、体にとって得でありエコにつながる――清潔が行き過ぎた潔癖な社会では寄生虫や菌が住めなくなり、また環境破壊も進み、やがては人間まで生きられなくなるような怖さを感じます。この破滅の道を避ける手立てはありますか?
藤田: 皆さんには「我々の細胞は、1万年前の人間と何ら変わりがない」ということを意識していただきたいと思います。そして「できるだけ、当時と同じ暮らしを取り入れた方が得である」ことを知って下さい。
1万年前とは、日本でいえば縄文時代で、まあザックリといってしまえば、裸で草原・森林などを走り回っていた頃です。遥か昔に思うかもしれませんが、実は生命誕生の約38億年からの時間の中ではほんの一瞬のことですから……。
では、実際に何をすべきかといいますと、今でいうところの“アンチエイジング”です。医学部 受験 個別指導例えば、週に4日ぐらいは有酸素運動をする、毎日消毒剤の入っていないおいしい水を飲む、野菜や豆類、穀類、果物をたくさん食す……などを意識して生活するのです。これはすなわち、1万年前の人間ならば当たり前のように行っていた生活ということになります。
タクシーに乗るのをやめて、少々の距離ならば歩くことを自らの習慣にするだけでも、あの頃に少しは近づけるはずです。
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藤田: 日本人の場合、腸内細菌が顕著に減ってきています。人間が出す便の半分が腸内細菌の死骸ですから、当然ながら(日本人の)便の量も減りました。
現在の日本人の便の大きさは、戦時中に比べると半分です。戦時中の日本人の平均的な便の大きさは約400から500グラムもあり、世界最大級でした。当時のアメリカ人は約200グラムです。アメリカのスパイが、日本兵の隠れ場所を探索し、便の量を見て人数を多く読み間違えたというエピソードも残っていますよ(笑)。
日本人の腸内細菌が減った理由は、ペットと同じく防腐剤などがたっぷり入った食品を摂っているからです。添加物も同様ですね。医学部 受験 個別指導さらに腸内細菌を育てるためには、野菜や豆類、穀類といった“餌”を与えなければなりません。その意味では、日本の場合、戦後に食事が欧米化して、日本人の野菜、豆類、穀類の消費が減り、腸内細菌の種類・量ともに減ってしまっています。今ではアメリカやヨーロッパの人々の方が、多く野菜などを食べています。日本人は逆に腸内細菌をどんどん殺してしまっているのです。
水もそうです。日本全国の浄水場では様々な技術処理を施すことによってキレイな水をつくるようになりました。例えば、消毒するために塩素を使ったのがそうですね。その結果、日本で水道水を飲んでも、下痢をすることはなくなりました。
その代わり、実は体内に必要な菌までをも殺しているのです。そして、アレルギーが増えている……やはり、どこか間違っているのではないでしょうか。
――最近気になるのが、日本人の免疫力が低下したといわれることです。これは事実でしょうか?
藤田: そう思います。何でもない菌にかかる日本人が増えてきました。
例えば10年程前に、バリ島でエルトール型コレラを200人に及ぶ日本人が発症しました。実はこのコレラは非常に弱い菌で、本来ならばかかっても何でもないものなのです。当時、こんなに多くの発症者を出したのは日本人だけでした。医学部 受験 個別指導最近よく耳にするノロウイルスもそうです。昔から病原性はないものだったのに、いまの日本人は命まで落とす人が出てきています。
またアトピー性皮膚炎に関しては、現在は生まれた子供の40%以上がかかっています。これは母親の腸内細菌が弱っていることが原因の1つだと考えられるでしょう。
やはり、過剰な清潔志向、キレイ社会を突き進んだ結果、人間と共生する菌を排除し過ぎたツケがいま返ってきているように思いますね。
――このキレイ社会は、まだまだ続くのでしょうか?
藤田: 私は、世の人々は何となくキレイ社会の追求に疑問を抱いていると感じています。私はさらにそれを学問的な観点から、40年間、アピールし続けてきたわけです。
しかし、清潔志向を推し進める膨大なコマーシャリズム、言い換えれば様々な企業による市場原理の中では、その声はなかなか届きません。それでも諦めたくありませんから、今もコメディアンのように色々な“場”に登場して、情報を発信しているわけです(笑)。
そして日本人一人ひとりが意識して、「こんなに清潔過ぎる必要はない」と行動に移せば、健康にも、かつ無駄なエネルギーを使わないという意味で地球環境にも良い状態に持っていけると私は思っています。医学部 受験 個別指導1万年前の暮らしを意識することが、体にとって得でありエコにつながる――清潔が行き過ぎた潔癖な社会では寄生虫や菌が住めなくなり、また環境破壊も進み、やがては人間まで生きられなくなるような怖さを感じます。この破滅の道を避ける手立てはありますか?
藤田: 皆さんには「我々の細胞は、1万年前の人間と何ら変わりがない」ということを意識していただきたいと思います。そして「できるだけ、当時と同じ暮らしを取り入れた方が得である」ことを知って下さい。
1万年前とは、日本でいえば縄文時代で、まあザックリといってしまえば、裸で草原・森林などを走り回っていた頃です。遥か昔に思うかもしれませんが、実は生命誕生の約38億年からの時間の中ではほんの一瞬のことですから……。
では、実際に何をすべきかといいますと、今でいうところの“アンチエイジング”です。医学部 受験 個別指導例えば、週に4日ぐらいは有酸素運動をする、毎日消毒剤の入っていないおいしい水を飲む、野菜や豆類、穀類、果物をたくさん食す……などを意識して生活するのです。これはすなわち、1万年前の人間ならば当たり前のように行っていた生活ということになります。
タクシーに乗るのをやめて、少々の距離ならば歩くことを自らの習慣にするだけでも、あの頃に少しは近づけるはずです。
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